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後撰和歌集新抄[後撰集新抄](惣論・1~8巻)
【判型】大本8冊(江戸期刊行15冊中の前半8冊)。縦266粍。
【作者】中山美石(ウマシ)作。
【年代等】文化9年春、本居大平序。文化9年4月凡例。文化11年9月刊。[名古屋]片野東四郎(永楽屋東四郎)ほか板。
【備考】分類「和歌・注釈」。江戸期刊行は全20巻のうち1~14巻・別記1巻(計15冊)まで。15~20巻は明治・大正期刊行(活版)。三河国吉田藩の藩主松平信明の命により、『後撰和歌集』の全歌に注釈を施したもの。巻頭に、その師本居大平の序があり、続く著者の惣論では、『後撰集』撰述の事情を述べ、証本・歌数等をあげる。初めから順に詞書と歌を示しながら注解を加えるが、語釈や作者伝記の考証は諸書を引き、用例として挙げた歌も豊富である。諸説を綿密に検討し、また、合理的判断を下している。歌の意味をとらえることに重点を置いている。底本は流布本だが、意味を考える上で必要な場合、家集、『古今和歌六帖』などの本文の異同を傍書する。また、本居宣長の『後撰集詞のつがね緒』を頭注に記す。考証や説明に紙幅が必要な場合「詳しくは別記にいふべし」と記す。しかし、刊行された別記には、秋中巻に法皇と伊勢御との贈答に一首欠くという論、夢をかべとよむ事等8条を記すのみで載せられていない場合もある。詞書を含めて歌の意味を全体的にりかいすることに重点を置き、その点では『後撰集』注釈の白眉といえよう。『後撰集』の本文研究や私家集研究の成果の得られた現在、若干の修正は必要なものの、今なお、是を越える注釈はない(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付・美本(江戸期早印本)。記名なし・蔵書印あり。稀書。
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